Lonely girL / プラトニック・キス
雄君は?まだ来てない…?

なんだ…。

なんだか緊張がほぐれ、ほっと胸をなでおろした瞬間…

「すげ~な。今の。ちょっとした有名人じゃね?」

いつもの半笑いの低い声が頭頂部の辺りから響いた。

「わっ!!びっくりした~…雄君いたの?

ごめん、もしかして待たせちゃった?」

「いや。俺もさっき着いたの。」

「あ…そうなんだ。」
ドキンドキンドキンドキン

やだ…今になって緊張してきた。
びっくりしたから余計…。

ドキンドキンドキンドキン

「どうする?スタバ入るか?」

「あ…どっちでもいいよ…でも、タバコ吸えないから雄君辛いよね?」

その言葉にちょっと嬉しそうに「おっ」といった感じで雄はにやけた

ドキン!!!!

「じゃ、違うとこでとりあえず一服するか?」

「うん♪」

ドキンドキン

心臓鳴り止め!!

真由は雄と歩きながら必死にそう思っていた。

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