Lonely girL / プラトニック・キス
バイトでの動き方を一通り愛から教わって
真由は休憩に入った。

「つかれた~~!

足がパンパン!!」

立ちっぱなしで象のようにむくんだ足をもみながら真由はため息をついた。


お金ってかせぐの大変なんだな…

ぼんやりとそう考えていた時に
一人の男が休憩室に入ってきた。

「あ。

新しいバイトの子だよね。

俺、西山。西山伊織よろしく。」

真由よりかいくぶん高い身長の、
髪の毛をワックスで突きたてた男はそういって真由に笑顔を向けた。

つられて真由もわらった。
「よろしく。
あたし、杉田真由。」

優しそうな男…

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