Lonely girL / プラトニック・キス
整った顔立ちでにこにこした表情でそう言われると、
断ることもできない。

「うん。いいよ。」

なんか、なれなれしくない?

真由はそう思いつつも、嫌悪感はそれほどなく、
二人は番号とメアドを交換した。



バイト中・・・・

「真由ちゃん。イオリ君から携帯きかれたでしょ?」
愛がそう言って近づいてきた。

「うん。一応交換したよ。」

「ふ~ん。」
にやにやしながら愛は続けた。
「真由ちゃんって、彼氏とか好きな人いるの?」

「あたし?」
そう聞かれた真由はちょっとびっくりしたように自分を指差しなら愛に確認した。

「そうそう。
彼氏とか~…いるのかな?って。」

「彼氏はいないけど…好きな人はいる…かな?」
雄のことは、諦めなくちゃいけないのかな?あたし…

そう思いながらあいまいに答えた。

< 78 / 81 >

この作品をシェア

pagetop