一番近くの君へ。



話が終わったのか、西藤とかいう先輩が俺の方に向かって歩いてくる。



ハナはこんなのがタイプなのか。



確かに男からみても欠点なんてなさそうだ。



だけど、俺は嫌いだ。



すれ違ってマンションを出て行った西藤とかいう先輩。



もちろんそれを見送っていたハナは俺の存在に気づいていた。






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