一番近くの君へ。



今日もバナナ豆乳を飲みながら俺の前に現れた幼なじみのハナ。



長くて緩くパーマのかかった栗色の髪に大きな瞳。



昔と変わらずチビでドジでおっちょこちょいで…



きっとハナは鈍感だから気づいてすらいないんだろ。



エレベーターが一階まで到着すると急いでハナが走り出したから正直焦った。



…コイツ、本気で俺も遅刻ギリギリになって目覚めてドタバタで家を出てるとでも思ってんのか?






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