一番近くの君へ。
好き…?
「俺のこと…?」
コクリと頷いたハナがここにはいて。
あまりにも予定外な告白に焦っている自分がいる。
ハナ、は俺が好き?
「…こたえなんかわかってる。ただ気持ちを伝えたかっただけだから。」
ちょっと待て…
こたえなんかわかってるってどういう意味だよ?
「これからもいい幼なじみで…」
「お前なぁ、」
なにがいい幼なじみで、だよ。
勝手すぎんだろ。
俺はハナのびっくりした顔を見つめる。