一番近くの君へ。



「……。」



唇が離れて見つめ合う。



「…孝ちゃんのバカ!ここ道端だよ?頭大丈夫?」




「んな怒んなくていいだろ。」




「怒りたくもなるよ!」




「うるせ。…もう一回するからな?」




も、もう一回!?




孝ちゃん、あたしを殺す気?




「だ、だめ!!」




「冗談だよ。」




冗談か、…ってそうじゃなくて。





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