一番近くの君へ。




…………。




俺の隣にはスヤスヤと眠っているハナがいる。



白い肌に真っ赤な唇。


長いまつげに柔らかそうな長い髪の毛。




「…可愛すぎなんだよ。」



ムニャムニャと口を動かすハナに笑みがこぼれた。




…ベタぼれだな、俺。




ハナに好きって言われたときは、夢なんじゃないかって思った。




ずっと、ずっと俺はハナが好きだったから。




幼なじみ、なんてホントは思ってなかったかもな。




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