一番近くの君へ。
「邪魔してごめんね、孝ちゃん♪」
つんと俺の胸に指をつく麗奈。
…最悪だ。
「…で?何の用?」
「そんな不機嫌にならなくたっていいじゃない。…あ、花ちゃんももう起きていいのよ?」
麗奈がそう言うと、ハナが真っ赤な顔をしながらベッドから出てきて麗奈に挨拶する。
「こんにちは…」
「あは、もう夜よ?てかホントに可愛いのね!」
麗奈はハナに近づくとぎゅっと抱きしめた。
「おい、離せよ。」
俺は麗奈とハナを引き離す。