一番近くの君へ。



えっと…



西藤せんぱいは、あたしをなぜか気に入っちゃったらしくって、



それでまた練習見に来てねってことで…



「ちょっと、花。」



「せ、聖佳…」



聖佳は怪訝そうな顔であたしを見てる。



腕をグイッと掴んで引っ張ってく聖佳。



だけど全く痛みすら感じなかった。



放心状態ってまさにこのことなのかもしれない…





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