一番近くの君へ。



「悪い。それよりなんでいきなり来たんだ?」



「うーん。ママがね、近くに来たから行ってきたらって。」



「おばさんは?」



「孝太の家族と買い物。今晩はみんなで食事するからって。」



「そう。」



俺はドアの鍵を開ける。



「うん。だからちょっとあがらせてね。」



「は?」



そう言って俺の許可もなく勝手に俺の家に入る麗奈。



…コイツ信じらんねぇ。



しかも靴くらいキレイに並べろよ。






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