一番近くの君へ。



「色々あって…」



「ほほう。西藤せんぱいとのデートをすっぽかすほどの大事件でも?」



トホホ…



誰か助けて…



今日の聖佳はいちだんと怖いよ。



「んで、大事件は?」



「いや、それは…」



「もしかして、"孝ちゃん"とか?」



「えぇっ!?」



「ついに活動開始ってとこかな…」



そう聖佳は一人でつぶやきながらニヤニヤと笑っていた。






< 68 / 202 >

この作品をシェア

pagetop