一番近くの君へ。



放課後、あたしはなんだか考えすぎて疲れちゃって、バスケ部の練習も見に行く気になれず。



聖佳には"珍しいね、明日は雨だ"なんて言われて…



はぁ、と大きなため息を一つついて、トボトボと家に帰ろうとする。



意味もなく石ころを蹴ったり、ツタヤに行ってDVDをまとめて借りたり…



結局、マンションにたどり着いたのは暗くなってからだった。






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