一番近くの君へ。
stage*three
告白
────……
デート当日。
あたしはこの前のことがやっぱり西藤せんぱいに申し訳なくて待ち合わせの場所でさきに待ってることにした。
この前とはちがう白のレースの女の子らしいワンピース。
西藤せんぱいはこういうの好きかな…?
なんて考えていたら、
「花ちゃん?」
西藤せんぱいの声が聞こえて、振り向いてみる。
あ…
西藤せんぱいの顔、ドアップだ…
そこにはにっこりと微笑む西藤せんぱいの姿があって…
「ごめんね、待ったでしょう?」
あたしは首をぶんぶん横に振って答える。
そんなあたしを見て西藤せんぱいはまた笑った。