あなたのトナリ
高校生
...ねぇ?
あの時、私が正直に素直に気持ちを言えてたら
あなたは、転校なんてしなかった?
-美麗side-
「いってきまーっす!」
お母さんにそう言い
勢いよく飛び出した。
「今日から学校か、」
そうつぶやき
慣れた道を歩く。
私、海 美麗(カイ ミレイ)って言います!
今日から私は高校2年です!
そしてそして今日『転校生』がうちの学校にくるんです!!
みんなは女の子か男の子かで
すっごく盛り上がってる。
可愛い子がいいだの
イケメンがいいだの
みんなが見るのは容姿だけですか?w
って言いたくなる。
そうつぶやいていると、
「みーっれいー!!」
後ろから
手をふりながら走ってくる
茶髪でモデル並みの体型で可愛い笑顔をした女の子が
やってきた。
「おはよ、香奈(カナ)」
私も元気な笑顔で返した。
「ねね、今日楽しみじゃない??」
「普通。」
「可愛げない子ねっ」
「香奈に言われると傷つく。(笑)」
そんな呑気な会話をしていると
私たちの学校『桜城学園高校』
という看板が見えてきた。
「どんな子が来るのかな」
そう言いながら立ち止まっていると