オレンジドロップス!
「さ…沙夜ちゃん…私のこと嫌いだったんなら、最初から言ってくれれば良かったのに…」

「き、嫌いじゃないって!ちょっとからかっただけなんだけど!!」

「…ほんと?」

「うん。てかその顔はモテると思うよ」

「はぁー?モテないっての、泣き顔とかー」

「さぁ…それはどうだろ」

「…俺のこと忘れたらいけねぇぞ」

「あーゴメンゴメン」

そんなことを言いながら教室へGOした。


* * * * * * *

「えーっと、私はーあ、沙夜ちゃんの後ろー!やった」

「舜、バイバイ」

「おう」

「舜君またあとでねー」

ふぅ、ほんと沙夜ちゃんの後ろで良かったよーもう。

私、究極すぎる人見知りだからね。

人に話しかけるのが無理…。

話しかけられるのはいけるんだけどねぇ…。

< 9 / 22 >

この作品をシェア

pagetop