月の光、闇の人。そして、声
「あ、でも安心してぇ。ルナのこと一人にしないからぁ。
それに…ルナに陸くんを紹介したいしぃ。」
(あれ?
何か涙が出てるような…)
「ちょっと、なんで泣くの!
確かに陸くんのこと好きだし、大好きだし、
愛してるし、とっても愛してるけど…
もし、ルナに何かあったら、あたし……」
『もう、いいよ。
その陸くんって人を紹介して。」
ルナは涙をぬぐいながら、
マナミに伝える。
「うんっっ。」
二人は明日の入学式のために家に帰って行った。