Blue Tears
グラウンド

2年生「よし、じゃあ1年はまずキャッチボールからだ」

はーい

智樹「組もうぜ」

智樹「おい?」

幸村「お、悪い悪い…いや、今の先輩かっこいいな…って」

智樹「くっ、野球部ってイケメン多いんだよな…」

幸村「まあ、良いや」

智樹「ほれ、お前から投げろよ」

幸村「おう」

俺はこの時、教室の窓から空を見つめる
桜井春香に気を取られて、思わず思いっきり投げてしまった。
キャッチボールなのに。

智樹「oh!て、てめー!ミットじゃねえんだぞ!?」

幸村「あ…悪い…」

3年生「君!?ちょっと良いかい?」

幸村「ウホッ」

3年生「今の球、計測させてもらったんだが、154k/mだ」

幸村「マジっすか…」

3年生「ん?まさか!?君は…
中学で有名だった誠道か!?」

幸村「まぁ…」

3年生「よし、ちょっと来るんだ!」

幸村「はぁ…」
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