赤い狼 ~棗の想い~







「10分位休むか…。」





ボソッと小さい声で独り言を呟き、そっと目を閉じた。






俺はこの時、





このドキドキが稚春を





"妹"としてでは無く、





"女"として見初めている





サインだという事をまだ、








知らない―――――――













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