青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―

【日賀野チーム】

 日賀野大和一率いる少数不良チーム。
 地元から恐れられている二チームのひとつで、不良達の間では策士的な戦術を駆使する悪知恵チームだと囁かれている。荒川チームとは永遠の好敵手。
 元は荒川達と一つのグループだったが中学時代に分裂して以降、去年まで対峙していた関係にある。

 現在は停戦協定を結んでおり、事実上協定を結んではいるが“友好”とは程遠い。

 ただし荒川チームと日賀野チームが手を組めば爆発的な力を発揮すると言われており、“五十嵐戦”では二チームが手を組んだことで勝利をおさめた。

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日賀野 大和(ひがの やまと) 通称:ヤマト

 チームのリーダー。
 策士で頭脳派なのだが、仲間を守るやり口が卑怯染みている変化球型不良。性格・考え方の違いにより、ヨウは犬猿の仲。ケイにとって最も苦手な不良でトラウマ。それを知っているため、積極的に絡んでは弄くっている(ヨウ曰くいじめっ子)。
 一方で彼の能力とノリと根性を高く評価しているため、舎弟にしようと未だに目論み中。実はとてもケイをお気に召している。


山田 健太(やまだ けんた) 通称:ケン

 ケイの中学時代の地味友で今は地味不良。
 一度は絶交した関係にあるが、今はケイと頻繁に会っては遊んでいる。チーム内では大人しくクールだが、単に調子ノリを封印しているだけ。本当はとても調子ノリ。
 最近、チームや自分に対して思う点があるらしくその胸の内をケイに明かしている。手先が器用で、得意技はピッキング。


小柳 帆奈美(こやなぎ ほなみ)

 口調が妙にカタコトな物大人しい女不良。
 元はヨウのセフレだったが、話し合いをつけて今はヤマトの恋人となっている。険悪していたヨウとも、今は普通に話せる友達以上恋人未満の関係。彼女自身、ヨウの幸せを願っている。
 あまり喧嘩を好んでいないため、血の気の多いヤマトが喧嘩に目がいくとすぐに不貞腐れるらしい。成り行きでココロとも仲が良い。


魚住 昭(うおずみ あきら) 通称:アキラ

 ヤマトといつもつるんでいる不良。ワタルの元親友。
 顔が広く、ヤマト達の情報網役を買って出ている。さすがはワタルの元親友だけあって、性格・口調ともに中々のうざさを誇っている。しかも毎度余計なことをしてくれるため、荒川チーム内では『トラブルメーカー』という称号を頂戴している。
 ワタルとはもう親友ではない。良き好敵手だ、とアキラは語っており、ワタル自身もソレを認めている。


斉藤 進(さいとう すすむ) 通称:ススム

 チームの副リーダー。
 冷静沈着で何事にも動じない男、かと思いきや物凄い笑い上戸。一度ツボに入ると抜け出すのにとても苦労する。
 別名、シズを怒らせる天才。
 ケイ曰く「あのシズを激怒させる事ができるのはあの人しかいない」らしい。


諸星 則武(もろぼし のりたけ) 通称:ホシ

 チーム一のお洒落さん。
 自ら進んで喧嘩は望まないが、喧嘩はやれる方。何かしらモトとは喧嘩しており、モトは相手のことを「カマ猫」、ホシは相手のことを「飼い犬」と呼んで貶しあっている。


伊庭 三朗(いば さぶろう) 通称:サブ

 日賀野チームにしては異色の熱血家不良。
 とにもかくにもシズを敵視。打倒シズ。目指せシズ! ……だったのだが、タコ沢という血が滾る似たり寄ったりの不良に出逢ってからは「まずタコ沢だ!」と燃えている。
 ちなみにシズには相手にされていない。


(せき) あずみ

 チームの第二頭脳派。
 IQ120はあるらしく、その分析力と判断力の高さをヤマトは高く買っている。が、普段は乙女ゲームに萌えているちょっぴし痛い女子高生。
 ヨウのようなイケメンくんに、「二次元だったらもっと萌えるのに」と発言している。


*玉城の双子
兄:玉城 愛海(たましろ あいみ) 通称:あっちゃん
弟:玉城 勇気(たましろ ゆうき) 通称:ゆっちゃん

 無垢で純粋な笑顔を貼り付かせながらも、やり口は卑怯と無慈悲を誇っている双子兄弟。キヨタと同じ合気道道場に通っていたため、腕っ節はある。

 口癖は「二人揃えばオトモダチフレーズが成立!」

 愛と勇気だけがお友達という歌のフレーズを意識している模様。
 そのためケイから、どこぞの漫才コンビ? とツッコまれることも多々である。
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