悪魔が笑うから
@4 ユナと長谷川 瑛
結局私たちは本を読むコーナーにいた。
そしてその名のとおり読書中。
「・・・・・・」
もちろんあまり喋ることは許されていない為、沈黙が流れていた。
「あーあっ、もう飽きちゃった」
「ユナ、声」
「あっ。ごめんって~」
うっかり声を漏らしたユナに長谷川くんが制す。
二人が話してることはちょっと嫌だけど、怒られてるから少し嬉しい・・・。
・・・私、こんなに性格悪かったっけ・・・。