悪魔が笑うから



「どんな関係?答えてあげようか。依存関係。あたしと瑛はお互いいなきゃ駄目なの。・・・だから、ね?」


背の高いユナがかがんで、私に上目づかいをした。




「瑛はあたしのもんだよ」




ユナのドスのきいた声を、初めて聞いた。




私はしまいに足から力が抜けて、座りこんでしまった。


見たことのないユナ。

怖い・・・・・・。


ただそれしか感じられなくて・・・。




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