HAPPY RING
「…そっか…。あたし…頑張るね。死なないように」

『死んだらいやよ~?大丈夫よ…、優ならね』

「ありがとう。友恵…。じゃあね」

ピッ

 電話を切った。
 友恵は心配してくれてるんだね。

 あんなに泣いて、友恵にすがってたあたし。

 弱虫だったよね。

 いつも泣いてたあたし。

 そんなあたしを受け止めてくれたのは……和沙だった…。

 幼なじみから……好きな人になったのはいつかな?

 そんなことを考えてると…。

「優!待った?」

 和沙が来た。
 でもまだ55分。

 和沙も早めに来てくれたんだ。

「待ってないよ…。いや、待ったけど友恵から電話あったしね」
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