HAPPY RING
 どれくらいそうしていたのかな?

 そっと力を緩めてくれた和沙。

 すると…。

「優…。後ろ向いて目瞑って」

 ?
 言われたとおりに後ろを向き、目を瞑った。

シャラッ

 涼しげな音と共にひんやりとする感覚があった。

 なんだろう…。

「目開けて…」

 目を開けると首にはハートの形してピンクのダイヤが入ったネックレス。

「…これ…」

「それは…誕生日プレゼントだけど…俺のものっていう証。…なんかプレゼントじゃねぇなぁ…」

 じゃ、あたしと和沙が離れるとき…、このネックレス返すね。
 証だから。

「ありがと…。和沙」
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