❀全部、全部、君のせい❀
【じゃぁ、切るわ・・・。
ありがとな。じゃぁな・・・。】

やっと、電話が終わったみたい。

「あのー・・・。」

「あぁ、起きたか。
んで、なんだ?」

「あの、ここって、どこですか?
それとあなた、誰ですか?」

「・・・。」

なんか私、まずい事聞いちゃったかな?

「お前、マジで、俺のこと、しらねーの?
同じ高校で、同じクラスなのに?
しかも、俺有名なのに?」

「全く知りません。
顔も見たことないし、名前も聞いたことありません。
有名って、何が有名何ですか?」

「はぁ?
それ、マジで言ってんの?
有名ってのは、イケメンとか、カッコイイとかで、
有名なんだよ。」

「そういうの、自分で言って恥ずかしくないんですか?」

「うるせー。
っつーか、お前、俺の女って、覚えてっか?」

「!?」

「そんな反応するってことは、
覚えてないってことか(笑)」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・。

いつの間に、この人の、彼女になってんの!!

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