❀全部、全部、君のせい❀
「当たり前よ!!
花が知らなすぎなだけだよ!!」

「ブー・・・。
だって、男の子に興味ないんだもん!!」

そうだよ、

だって、付き合うとか、そういうの、

初めてだし・・・。


「花、それより、誰と、付き合ってんの?
でも、あきら様だったら、ちょっと、やばいかも・・・。
あきら様は、隠れファンが、多いし、それに、
もっちゃいけないファンを、持っちゃったから・・・。」

「愛、そのもっちゃいけないファンって?」

「そのファンを持ってしまうと、イヤでも、
自分の、本当に好きな人と、くっつけて、くれない。
むしろ、自分の物にしようとする。
たとえそれが、どんなに、困難であろうとも・・・。」

「なんで?人は、ものじゃないよ?」

「そう、人は人よ。
でも、その、女だけは、そう思わないの。
男は、全て、自分のために、生まれてきたもの。
そう思ってるから、そして、手に入れて、いらなくなったら、
売り飛ばす。」

「恐い・・・。」

「まぁ、最も、すぐ手に入らない物、
そう、あきら様を、今は、自分の、物に、しようとしてる。
あきら様は、そんな、すぐには、落ちない。
手にいれにくいものを、手に入れたがる女。」

「誰なの?」

「相手が、年上だろうが、年下だろうが、
自分の物に、する女。
高校1年、花井 みみか。
顔は、私たち以下。でも、何か、裏があるのね。
男たちを、自分の物にする。
金を使ってるとか。弱みを握ってるとか。」

「1年!!
こわ・・・。そんな子が、この世にいるんだ。
気持ち悪い(笑)
自分の物にするって、
どんだけ・・・。
逆に引く。」

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