闇と光 〔下〕

「言ったって無駄だと思ったから。自分がお前たちだけでも守ると決めたから」


1人じゃ青龍を守れない。


1人1人を守るなんて無理だからね・・・。


「何で俺らだけなんだよ!!!」


「策が怪我した時、心配してただろ?自分のせいだと思ってるんだ」


僕は静かに続ける。


「そして裕人が怪我をした。秋歌はもう我慢は出来なかったんだ」


これ以上、時雨たちを巻き込みたくない。


< 109 / 440 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop