闇と光 〔下〕

血濡れた手


「これが、修羅の知らない記憶。ただ化け物に罵られて、殴られただけよ」


「・・・」


このぐらいなら誰にでもいるわ。


あたしは道を違う方へ進んだだけ。


殺し屋という道に。


修羅を巻き込んだのは、あたしの過失。


普通に生きてほしかった。


「辛かったんだな」


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