闇と光 〔下〕

「そんな言葉、いらないわ」


「・・・ああ。だからこそお前は青龍に居るべきだ」


だからこそ?


何よそれ。


「俺らといる時、お前は笑ってた。笑顔を消す必要はねぇ」


・・・笑ったわ。


心からではないけれど。


「・・・あたしは殺し屋。血塗られた手では誰にも触れられない」


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