好きだから。ただ、好きだから…。
「いっとくけど、しっかり捕まんないと落ちるから。」
「あっうん」
あたしはしっかり高橋の肩に捕まった。
なんか…広いな。そして、固い。
高橋の肩…

自転車は、一瞬ぐらぐらっとしたが、その後は風邪をきって走り出した。
やばい。また胸が熱いよ…

< 30 / 87 >

この作品をシェア

pagetop