天国へのカウントダウン〜君色の奇跡〜
…403号室
コンコンッ…
『はい…』
彩のお母さんだ…
「あ…亮です…彩に渡したい物あって…」
『入っていいわよ…』
「ふぅ…………」
大きく深呼吸してからドアを開ける…
「彩……さっきはごめんな…」
『ごめんなさい…』
彩はこっちを向かず
カ−テンの方を向いてる…
「彩の為に桜持ってきた!」
静まり返る病室…
やっぱりだめなのかな…
彩…
『彩ちゃん…あたし間違ってた…』
「柚希…」
『大丈夫…私は救世主だもん!』