天国へのカウントダウン〜君色の奇跡〜
「何でもねぇって…」
また逃げようとしてる自分が
腹が立ってしょうがない
けど…何ができるかもわからない…
どうしてあげたらいいのかもわからない
彩のお母さんの言う通りだったよ…
『何で1人で抱え込もうとするの…?』
『…友達でしょ?もっと頼っていんだよ!』
『亮くんが苦しむの見たくないの!!』
柚希の言葉で
亮の我慢が限界に達した…
「頼って頼ってっ…て言うけどよ……」
「…友達に言えない事ぐらいあんだよ!」
「頼って何になる?言ったら解決すんのか?」
「何もかわんないだろうが!!」
「偽善者ぶってんじゃねえよ!!」
『亮…くん……』
「……ごめん…もうほっといてくれ……」
柚希を置いて
何も考えずに病院を出る亮…
俺は一体何をしてるんだろう…
自分の不甲斐なさを柚希にぶつけて
彩からも逃げて…
これからどうしたらいんだろう……