天国へのカウントダウン〜君色の奇跡〜



「彩−!どこにいんだよ!彩!!」



叫び続けるが返事はない
そんな事……。





「おい…何してんだよ……彩!!!」



フェンスを乗り越えた先に彩がいた…
一歩踏み外せば確実に落ちる




「彩…?やめろよ…戻ってこいよ……」





『もう…ほっといてっていったでしょ!』





「ほっとけるかよ!!」





『あたしは…もう…死んじゃうの!』





「約束……したじゃねえかよ!!」





「指切りげんまんもしたじゃんかよ!!」





「俺は!彩の傍からぜってぇ離れねえ!!」






『嘘ばっか…あたしなんか生きててもしょ』






「んな事ねえよ!!」






「俺がお前を支えたる!!」





『亮……くん……』





「俺がお前の生きる道になったるから!」





「辛い時はずっと傍におったるから!」






「お願いやから…死なんといてよ!」




はぁはぁはぁ……
これでいいんだよな?
気持ちは全部伝えた
後は…彩次第……。




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