天国へのカウントダウン〜君色の奇跡〜
「なぁ……あれなんだ?」
『ぇ?』
『……っん!』
指差す方へ彩の顔が向いた瞬間
亮は初めて彩とキスをした……。
「ばか…泣くなよな…ったく」
『ぅ…るさい…だって…だって……』
「わかったから。」
彩を包み込むように抱き締める
少し強くでも優しく。
『亮くんの体温…ぁったかぃ…』
「おぅ…元気でたか?」
『ぅん!ぁ−…今日寝れないかも!』
「ちゃんと寝ろよ…?体に悪いんだか」
『わかってます〜べ−だ!』
何だろうこの感じ。
胸がぎゅ−って苦しい。
嬉しいのに…おかしいな…。
初めて好きになった人と
初めてキスしただけなのに
心がざわついている。
大袈裟かな……?
でもこれが正直な気持ちです。