天国へのカウントダウン〜君色の奇跡〜
「じゃあ…俺もう行くな?」
綺麗な夕陽の反面
別れの時間も近付いていた。
『ぅん…またね』
寂しそうな彩の顔…。
1人にさしたくないで?
でも…仕方ないんだ。
ごめんな……
「また明日来るからな!」
『ぇ…明日…学校だよ?無理しないで?』
「無理なんかしてねえよばか…」
「車が無理なら歩いて来てやるよ。」
『亮…くん……ぁ…じがどぅ…。』
涙をぽろぽろ流す彩。
何いってるかわからないけど…
想いは伝わったよ?
これから毎日彩の看病する。
「ったく…何言ってるかわかんねぇよ」
『ぅぐ……うれ…じく…て。』
「わかったから。もう泣くな。な?」
小柄な彩の頭にポンッと手を乗せて
優しくなでてあげた。
これからはずっと一緒。
明日来る事を約束して亮は病室を出た。