天国へのカウントダウン〜君色の奇跡〜
「柚希…悪い…待たせてもて……。」
『お帰り〜。ぁ…顔色いいじゃん?』
柚希にはお見通しみたいだ。
すごいよ…柚希。
色々あって頭一杯なはずなのに…
まだあんな笑顔出せるなんて
ほんま救世主やわ。
「柚希のお陰…ありがとな?」
『私を救ってくれたお返しだよ。』
「また……相談していいか…?」
人を信頼する事の大切さ
誰かに吐く事でまた違う道が
生まれる事僕は知らされた。
『もちろん!ぁ…私の相談も聞いてよね』
「ははっ…おう!任しとけ!」
柚希はニコッと微笑んで
病院の外に向かって歩いている。
さてと…帰るか。
明日から学校だからな……。
目的のない学校は嫌だけど
終わったら彩に会える。
それが今の生き甲斐かな?
生き甲斐……。