天国へのカウントダウン〜君色の奇跡〜
「ごちそうさま」
朝ご飯を済ませ食器を台所へ持っていく
『亮、今日も彩ちゃんの所いくん?』
「ぅん。毎日な!」
何の迷いもない
今日は母さん用事なのは知ってる…
1人で行くからそんな事関係ない。
『母さん今日送ってやれんで?』
「わかっとる。チャリで行くから余裕や」
母さんの目が穏やかだ
普段なら勉強しなさい!
家事手伝って!
とか言われる鋭い目なんだけどな…。
『気を付けて行ってきなさいよ?』
「ぉ…おう。晩ご飯には帰るから」
『はいはい…』
「んじゃいってきます!」
『いってらっしゃい』
玄関のドアを開けて空を見上げる
う〜ん…微妙な天気だな。
持って行っとくか…
傘を手に取り自転車にまたがる。
さっ!学校へ出発だ。