恋村
「か~え~せ~ッ!!!!」
「怖いカオすんなって!
かわいーカオが台無しだよ?」


コンニャロー!!
と、イワンばかりであたしは新に殴りかかった。

♪~~…♪~~~

新の携帯が鳴った。
チャンス!!!
あたしはすぐ携帯を取り戻した。
ピッ

「…もしもぉし……えぇ?!スンマセン!俺……はい、あ、○○のカラオケBOXです!!あ、はい…さっきは本当にスミマセンでした!!」

何だろ、新クンがペコペコ頭を下げている…先輩?
…でも新クンのカオが青ざめてるし…、何かコワイ人なのかなぁ。
あたしなりの推理も虚しく、ハッキリした答えがまとまらない。

ん??
○○のカラオケってここじゃん!
くるのかなぁ…。

「みんな!ミツさんが来る!片付けろ!!!」
「まじ?!」


みんなが一斉に慌ただしくなったがあたしだけ内容がわかんない。
ミツ?????
だれだ、それ。
あたしだけがわからないの?…と思いきや、向かいの女の子がオロオロしていたから、隣に歩み寄った。
「ねぇ、ミツってだれ?」
「あなたも?
私もよくわからなくて……」


オタク?!
じゃないよね~…(^^;))
あたしの背中がゾッとした瞬間だった。

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