アナタだけを見つめてます。

小さな小さな約束。

この頃の私はまだ幼い10歳。好奇心満々の元気っ子。
「痛ッ!」
ズッデーン。
派手に転んだ。まともに転んだ。
……痛い。
体中痛いし。あちこち傷だらけ。
足とか、腕ならまだいいよ。顔だよ顔!!
私、およめにいけないジャン。

このまま転んだまんまって恥ずかしいよ?
だって、
「クスクス……」
「大丈夫なのか?」
「バカジャン」
周りからこんなこと言われてみ?
顔が真っ赤っ赤になるからさ。
…まぁ立とう。
「よっこい…!!」
いっだーーーい!!!
やべぇ、捻挫か?
どうしよう?

すっ
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