いとしのポテトボーイ
「負け犬なんかに、安土クンや雪沢クンまで殺されてたまるもんですかッ! 警察呼びます!」
わたしは扉に手をかけた。
センパイはわたしの髪の毛を掴んで倉庫の中ほどまで引っ張って来ると、そこでわたしを殴りつけた。
「彼女に手を出さないで下さい!」
雪沢クンが叫んだ。
わたしは意識がボーッとして来たけど、雪沢クンの声はちゃんと聞こえた。
「俺、センパイの言う通りにします。だから、安土と彼女をここから解放して下さい」
「そうか。やっとその気になったか拓也。良かったよ。ひとりだけスーパーヒーローになるンじゃないかって、俺、心配してたんだ。やっぱオマエにヒーローなんて似合わねえもんなあ? 学校やめて俺と組もうぜ。この町、シメようゼ」
「・・・・・・」
「返事はどうした?」
「・・・・・・」
「言う通りにするんだろ?」
センパイは刃物を取り出して安土クンの喉元に近づけた。
「センパイ・・・・・・」
「俺だって、オマエとはやり合いたくねんだよ。オマエだってそうだろ?」
わたしは扉に手をかけた。
センパイはわたしの髪の毛を掴んで倉庫の中ほどまで引っ張って来ると、そこでわたしを殴りつけた。
「彼女に手を出さないで下さい!」
雪沢クンが叫んだ。
わたしは意識がボーッとして来たけど、雪沢クンの声はちゃんと聞こえた。
「俺、センパイの言う通りにします。だから、安土と彼女をここから解放して下さい」
「そうか。やっとその気になったか拓也。良かったよ。ひとりだけスーパーヒーローになるンじゃないかって、俺、心配してたんだ。やっぱオマエにヒーローなんて似合わねえもんなあ? 学校やめて俺と組もうぜ。この町、シメようゼ」
「・・・・・・」
「返事はどうした?」
「・・・・・・」
「言う通りにするんだろ?」
センパイは刃物を取り出して安土クンの喉元に近づけた。
「センパイ・・・・・・」
「俺だって、オマエとはやり合いたくねんだよ。オマエだってそうだろ?」