いとしのポテトボーイ
7、はじめての彼氏
7、はじめての彼氏
等々力センパイは自首した。
安土クンも雪沢クンも病院へは行かず、おかげで今回の事件は表沙汰にはならなかった。
雪沢クンは3日ほど部活を休んだけれど、また元気に練習に出て来た。
等々力センパイが、サッカーを辞めるなと言ってくれた。
「本当に学校もサッカーも辞めるつもりだったの?」
部活の帰り道、わたしは雪沢クンに尋ねた。
夏休みの部活は朝始まるので、こうして明るいうちに帰宅できる。
このまままっすぐ帰ってしまうのがもったいないくらい、まだまだ日が高い。
「もしも学校辞めてたら、俺は間違いなく極道だろうな」
「信じられない。雪沢クンがそんな人だったなんて。安土クンや奈良岡クンより怖かったなんて」
等々力センパイは自首した。
安土クンも雪沢クンも病院へは行かず、おかげで今回の事件は表沙汰にはならなかった。
雪沢クンは3日ほど部活を休んだけれど、また元気に練習に出て来た。
等々力センパイが、サッカーを辞めるなと言ってくれた。
「本当に学校もサッカーも辞めるつもりだったの?」
部活の帰り道、わたしは雪沢クンに尋ねた。
夏休みの部活は朝始まるので、こうして明るいうちに帰宅できる。
このまままっすぐ帰ってしまうのがもったいないくらい、まだまだ日が高い。
「もしも学校辞めてたら、俺は間違いなく極道だろうな」
「信じられない。雪沢クンがそんな人だったなんて。安土クンや奈良岡クンより怖かったなんて」