いとしのポテトボーイ
「あ、うん・・・イヤな事件だね」

「わたし、宮下クンって子のことよく知らないから、あんまりピンと来ない」

「そっか」
 
わたしが何げなく雪沢クンのほうを見ると、雪沢クンはとても怖い顔でわたしを見ていた。

とても怖い顔に見えた。

死人に口なし。

まさかね。

雪沢クンじゃないよね。


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