いとしのポテトボーイ
こんな形で安土クンに救われてしまった雪沢クンのことも、雪沢クンのために罪を犯してしまった安土クンのことも、そしてナゼか、こんなことで大ケガをしてしまった宮下クンのことも、とても悲しい。
「迷惑かけてすまなかったな雪沢」
安土クンが立ち上がった。
「俺、警察、行くわ」
「安土クン・・・」
「オマエには本当にイヤな思いばっかりさせちまったな」
安土クンがわたしを見て微笑んだ。
「わたしは・・・・・・」
「雪沢のこと、ちゃんと捕まえててくれよな」
「・・・・・・・」
安土クンがドアに手をかけたところで、やっと雪沢クンが呼び止めた。
「迷惑かけてすまなかったな雪沢」
安土クンが立ち上がった。
「俺、警察、行くわ」
「安土クン・・・」
「オマエには本当にイヤな思いばっかりさせちまったな」
安土クンがわたしを見て微笑んだ。
「わたしは・・・・・・」
「雪沢のこと、ちゃんと捕まえててくれよな」
「・・・・・・・」
安土クンがドアに手をかけたところで、やっと雪沢クンが呼び止めた。