いとしのポテトボーイ
奈良岡クンのいないまま4時間目がやって来た。
愛子チャンは先生に、
「奈良岡はどうしたんですか?」
と聞いた。
先生は、
「無断欠席だなあ」
なんて答えながら、
「あとから自宅へ電話してみる」
と言ってそれっきり。
4時間目の世界史は地獄。
おなかすいてるし、先生がやたら板書するので、それをノートに写すだけでも重労働。
と言ってもみんな寝ているか、おしゃべりしてるか、早弁している子もいるけれど。
真希チャンはヘッドフォンでセラミックボックスを聞いているみたい。
安土クンと雪沢クンは当然眠っている。
と思ったら、2人共ボーッと考え事をしていた。
朝からずっと、奈良岡クンのことを考えているんだ。
愛子チャンは先生に、
「奈良岡はどうしたんですか?」
と聞いた。
先生は、
「無断欠席だなあ」
なんて答えながら、
「あとから自宅へ電話してみる」
と言ってそれっきり。
4時間目の世界史は地獄。
おなかすいてるし、先生がやたら板書するので、それをノートに写すだけでも重労働。
と言ってもみんな寝ているか、おしゃべりしてるか、早弁している子もいるけれど。
真希チャンはヘッドフォンでセラミックボックスを聞いているみたい。
安土クンと雪沢クンは当然眠っている。
と思ったら、2人共ボーッと考え事をしていた。
朝からずっと、奈良岡クンのことを考えているんだ。