必死こいて桜姫やってやんよ!
水着じゃなくて
学校はなんだか久々なカンジがした。
皆変わらない。
筋肉モリモリ先生も変わらない。
変わったのは…
「紀憂さん、いらっしゃる?」
……呼び出しの数がハンパないことだ。
これで5回目だよ。
しかもこいつ等あたしんとこ蹴りまくった女達じゃん。
…仕返ししたろっ。
と、心の中でほくそ笑み、仕返し開始!
「いらっしゃいませ〜ん」
「はっ?
ふざけるのも大概にしなさいよ!」
ふざけてんのはお前等だ。
「至って正常だ。
だいたいさぁ〜、んな呼び出し行ったらただのバカじゃん。
まぁこの前は大人しくついてったけど。
あたしそこまで鈍感じゃねぇし。
つーかそういうことやってて飽きねぇの?」
「なっ?!」
「暇人なんだね、セ ン パ イ 方 ?」
ニヤッと横目で嘲笑うかのように見る。
「それとも何?
寂しいの?
あたしにこうする暇あったら彼氏つくれば?」
「〜〜〜〜っ!
覚えてなさい!」
いかにも悪役です的な言葉を残し、彼女達は去って行った。