必死こいて桜姫やってやんよ!
「はっ、ざまぁ」
クラスの皆は地味に拍手を送ってくれる。
あ、一部は盛大。
「流石紀憂さんね」
「凛々しいわ…」
「惚れ惚れしますわ…」
…いや惚れ惚れはしないだろ。
このクラスで…いや、この学校で異色のあたしは、そこまでベタにハブかれたり虐められたりはなく。
むしろ軽く人気らしい。
なぁんてちょっと誇らしげ(笑)
実際は一部だしな。
もしも学校全体に人気あったらあーゆー呼び出し受けてねぇしな(笑)
「そろそろ交流パーティーあるって聞いて心配でしたけど、紀憂さんなら大丈夫ね」
「そういえばもうそんな頃合いね」
「……え」
「今年はどうします?」
「去年の紀憂さんは大和撫子そのものでしたけど…」
「あれは本当に息をのみましたわ」
ちょっと待とう。
こうりゅうパーチー?
あたしの嫌いなもの、その1の
パーティーきましたーーーーー!!!(泣)