必死こいて桜姫やってやんよ!
「本当は様子見と忠告だけにしようかと思ってたけど…」
ジッ…とあたしを見る双眸に。
鐘がなる。
「ぶっ壊したくなったわ。
…本気で」
…再び背中に何かが通った。
それはさっきとは違う“あの”前触れ。
そろそろ、くる…!
「―…ハックショォイ!!」
ハイ、そうです。
“あの”=くしゃみです。
いや、あの、スンマセン。
そんな目で見ないで。
痛い、痛いから。
穴あいちゃうから。