必死こいて桜姫やってやんよ!
あたしだってパーチーに出なきゃならない。
紀憂、そしてリナイアスをなくさないために。
だけど…このままで行ったら、何処でどんなプレイしてたんだよ、的なね。
誤解されちゃたまんない。
いや実際されそうだったけども。
「ハァ〜」
フツー敵に頼むか〜?とぐちぐち言いながらも、なんだかんだほどいてくれたカズにお礼。
「…ったくよ〜。
また会ったときは覚悟しとけや、オジョーサン?」
一瞬あの目になり、そして消えるように出ていった。
鐘がなる。
危険な音が頭に響いたまま、しばらく真っ白な扉を眺めていた。