必死こいて桜姫やってやんよ!
うわ。
こうして見ると足にも痣が凄い。
彼は軟膏やら湿布やらをとりだしててきぱきと貼りつけていく。
流石、手慣れてんな…。
「服、脱げ」
「………はい?」
「薬塗れねぇだろ」
「あ、はぁ…」
だからといって男の前で脱げるワケがない。
それでもカーディガンとワイシャツのボタンは外したけど。
「後ろ向け」
クルッと向くと同時にハラリとなくなる背中の服。
……あたし、初対面の人に何ブラ見せてんだろ…。
あ、今日何のブラだっけ…。
羞恥で頭がちょっとイッちゃったみたいなあたしの思考。
そんなことを考えている今も後ろにいる彼は湿布等々を貼ってくれている。
なんかスミマセンって感じ、
「だ!?」
ポスッと音を立ててあたしは何故かベッドに仰向け。