キミの歌。僕の声。- I want to sing your song... -
誘い
『で、何?』
「えっとね・・・・」
も~~~~なんなんだよ・・・・・
「あのね、楽器とかってなにかできる??」
は?楽器?
『え?いや、あんまりやったことないけど・・・・』
それを聞いて桜井はしゅんとなってしまった。
「ね~桜井さん、なんで直樹なんかにそんなこと聞くの?」
慎が桜井に言った。
「え、あ、あのね、私バンド組んでるの。」
バンド??
あの、歌うバンド?
「へ~すごいね!で、直樹を誘おうと思ったの?」
「うん。なんか、できそうだったから・・・・」
「じゃぁ、俺が参加してあげようか?」
慎が真顔でそういった。